神川町『ヤマキ醸造』の『紫水庵』
11月のお天気のよい休日に、埼玉県の神川町にあるお醤油やさん『ヤマキ醸造』を訪ねました。
夫婦で行ったお醤油工場見学としては、野田のキッコーマン、銚子のヤマサ醤油に行ったことがあります。
わたし1人では、さらに匝瑳市のタイヘイに行ったこともあります。
キッコーマンとヤマサはステンレスタンクの並ぶ大工場を見学、タイヘイは昔ながらの木桶が並ぶ蔵を見せてもらいました。
木桶の並ぶ醤油蔵未体験の夫のため、『ヤマキ醸造』でそれを見せていただこうと、今回のドライブ旅行の目的地に選びました。
埼玉県南部の自宅を朝8時に出発、急ぎ旅ではないので、一般道を使ってのんびりあちこち寄り道しながら行くことに。
わたし達は、旧道が好き。
ナビは走りやすい道を教えてくれますが、細くても古くからの集落がありそうな旧道があれば、あえてその細い道を走ってみます。
旧道はとても面白い。
古い家並みが続く集落に、おそらく地元の方々しか行かない感じの郷土資料館があったり、造り酒屋さんがあったり、いろんな発見があります。
立派な土蔵がどの家にもあり、生け垣が美しく整然と刈り込まれた家々が並んだ集落があると、
いったいここはどうしてどのお宅も豊かなんだろう
とか
◯◯商店街の看板が掲げられていても、今は営業しているお店がほとんどなく寂れたところでは
郊外にイオンモールがあるのかな
とか話しているのですが、
とにかく街の色んな表情を見ることができます。
今回もできるだけ旧市街地や集落を通りそうな道を選んで走りました。
深谷市の細い道を走っていると、『重忠橋』なる案内板があります。
重忠って、畠山重忠?
実は2日前に『埼玉県立嵐山史跡の博物館』で、畠山重忠の生涯を学んだばかり。
興味を惹かれて『重忠橋』方向へ行くと、橋を渡った先に
『畠山重忠公史跡公園』の案内が。
なかなか広い公園ですが、誰もいません。
伽羅の木の下に伽羅のどんぐりがたくさん落ちていました。
駐車場から交差点を見た写真。
建物はトイレのようです。
寄り道後、元の道には戻らず、
なんとなく適当に目的地をめざします。
途中、難解交差点名が何箇所もありました
↑
撮影に失敗!
ナビでは
『露梨子』
つゆなし
と読むそうです。
今はスマホですぐ調べられて、本当に便利。
昔はナビもなかったから、案内板を目視で見るだけだったし、メモを取ろうにも一瞬で通り過ぎてしまうし、
「今の何て読む?」
と思ってモヤモヤしてました(笑)
ここは『出牛』
じゅうし
と読むみたいです。
もうひとつ
『太駄中』
おおだなか
おおだ の なか交差点
でしょうか?
地名は本当に難しいです。
でも、昔からの地名は大切。
難しくても、おしゃれな名前に変えずに守って欲しいと切に願います。
そうこうしているうちに、着きました!
御用蔵の看板があります。
広々としています。
四条司家御料荘園⁈
荘園…
なんだろう、入ってみます。
大豆の畑が広がっていました。
すると、
紫水庵→ ?
行ってみます。
どうやら、お食事処のようです。
空きあります
の札がかかっています。
ちょうどお昼時でしたので、入ってみました。
中はこんな感じ。
靴を脱いで上がります。
お席に座れば、
豆々菜々御膳
という、お豆腐尽くしの御膳が出されるようです。
ちなみに、お品書きはこちら
ごちそうさまでした。
御用蔵の中は撮影禁止だったので、
外観だけ
敷地内では紅葉と桜が同時に見られました。
『角のあるダム神流湖』の『角』を通って群馬県側に渡り、
道の駅おにしに立ち寄り
帰路に着きました。
よいドライブ旅行でした。